2009/10/03

のんちゃんのり弁


 幸せなことに、私の母、そして、一時期一緒に暮らしていた母方の祖母はともに料理上手でした。それだけに、他の家と違うなと思うこととかもあったのですが、そのお陰で、私は料理が好きになったのだと確信しています。
 小学校1年の時に、朝ご飯は何?みたいな質問がありまして、私、「オムライス」と即答。同級生には笑われましたが、祖母が作ってくれたオムライス、美味かったな。朝から食べても違和感なし。
 てか、母もそういう傾向あって、朝からお好み焼きとかラーメン、しかもちゃんと作ったものを食べてました。普通に。
 それから、小学校の家庭科の親子実習で、サンドイッチ作った時、母が卵サンド作ったんですけど、私にとっては普通の味でも、友達からは驚きの声。皆美味いって言ってました。とにかく美味いもの作ってくれて、食べさせてもらいました。私の舌は小学校までには確立されていたと思います。
  だから、中学校の家庭科の実習つまんなくて。ミートソースも豆ご飯も、私が、教科書どおり作らないから、美味いのに、点数悪いというね。画一教育の被害者なわけです。
 そういう環境でしたから、弁当も美味しくって。特に、薄焼き卵とのりを醤油で和えただけのおかず(写真)は好きだったな。今でも、弁当ではありませんが、わが家の食卓にあがります。それから、カツ弁当。千切りキャベツの上に、ソースを絡めたカツが乗る、ソースカツ丼ですね。これは、昼頃に、カツとキャベツが馴染んで、良い感じになるんです。 


 映画「のんちゃんのり弁」で、のんちゃんが、転入した幼稚園で、弁当のふたを開けるシーンを見た時、そんなことを思い出しました。とてもほんわかして、笑えて泣けて、どこか懐かしい映画でした。ご飯って凄いって、改めて感じました。