2010/06/13

STOP CHILD LABOR


 6月12日は、児童労働反対世界デー。毎年、この日を中心に、児童労働や貧困問題について考え、訴えるイベントが世界各地で開かれている(写真は、渋谷で繰り広げられたウォーク)。
 数年前までは、サッカーで使われるボールのほとんどは児童労働によるものだった。マックのハッピーセットのおもちゃとか、最近では、iPodの工場で、児童労働が使われていることが判明。ユーザとしては、情けない思いでいっぱいだが、利益ばかりを追求するのではなく、人や環境に優しい企業行動を願いたい。

 ILOが今年発表したデータでは、世界の児童労働は減っているものの、減少のペースは鈍化。特に、サハラ以南のアフリカでは増加傾向にあるとのこと。
 時あたかも、サッカーワールドカップの南アフリカ大会が世界を賑わしている。だから、こんな時にこそ、アフリカをトリガーにしながら、世界の児童労働や貧困問題を、マスコミには取り上げてほしい。
 テレビや新聞では、南アフリカの治安の悪さが強調されているが、その原因はどこにあるのか。日本や先進国は無関係なのか…。そんな投げかけを期待する。ふだん、アフリカには無関心の人だって、今なら注目するかもしれないのだから。