2010/08/08

バグダッド・カフェ


 映画『バグダッド・カフェ』の〝ニュー・ディレクターズ・カット版〟(2008年公開)が、blue-ray 化された。公開時に見逃していたし、ある理由から、PS3を購入したので、評判のblue-ray 機能を楽しみたいこともあり購入。〝ニュー・ディレクターズ・カット版〟は、パーシー・アドロン監督による色調とトリミングの見直しが施されていると言う。
 確かに、すごーく昔見たオリジナルとの印象は違う。でも、結局、この作品の良さは、ストーリーであることを改めて実感した。映画館で見るのも良いが、わが家の畳の上で見ても良い。そんな作品だとも感じた。
 そういう意味だと、『サーチャーズ 2.0』に雰囲気が似ていなくもない。
 
 ところで、前回ふれた〝志賀直哉ブーム〟は、静かに続いている。と言うか、「暗夜航路」に至り、読むペースがダウン。結果として、長続きしているわけだ。私にとって、この作品は、通勤時に読む本ではない。帰りたくなる。かと言って、他の時間に、がっつり読めるようなものでもない。だから、ゆっくり時間を掛けて読むことにした。