2011/08/04

四川一貫@神田美土代町 その4


神田美土代町の四川一貫で美味いのは、辛いものだけではない。店主自らが絶賛する四川一貫の鶏がらスープ。料理全般のベースともなるだけに、その他の料理も特筆に値する。
夜のメニューは、後日報告するとして、今回は、広東麺。実は、この店にハマるきっかけとなった一品だ。
スープは、坦々麺などと同じ、あっさり醤油。ここに、下茹でされた豚肉、白菜、ネギ、にんじん、きくらげ、たけのこ、青みの野菜のあんが乗る。スープを口に含めば、辛さがないゆえに、自然な旨みがダイレクトに伝わってくる。そして、麺。これも辛い系の二種と同じでも、粉の味を、より感じることができる。
あんかけは、素材一つひとつの味を尊重するかのように調理されている。火の通し具合が絶妙で、肉は柔らかく、野菜はシャキシャキだ。味付けも、スープを濁すことのない、シンプルな醤油系。ほんのり香るはオイスターソースか。胡椒を効かせて、食べるのも、特に、夏はお薦めだ。