2012/03/10

忘れてはならない日


 3月10日。1945年の今日は、東京大空襲だった。両国のNTT石原ビルでは、毎年、NTT労組東京総支部東エリア3分会合同の慰霊式が執り行なわれている。当時、通信を守るため亡くなった28人の女性電話交換手と3人の男性職員の御霊に献花し、不戦の誓いを新たにするものだ。
 今から67年前の3月14日未明から米軍による無差別攻撃がはじまり、激しい雨のように投下されるクラスター焼夷弾によって、数十万人の尊い命が失われた。
 両国の納骨堂には10万を超える頭蓋骨が納められているが、強制連行された朝鮮人も多くなくなったことから、正確な数字は未だ分からない。今、生存者や遺族を中心に、正式な調査をするよう、国に求めている。
 東京大空襲では、日本は被害者だが、世界で最初の非戦闘員も標的とする無差別爆撃は、中国・重慶で日本が行なったもの。 いったん戦争が始まれば、加害者も被害者もないことを、私たちは、いくども学んでいるが・・・。
 3.10も、決して忘れてはならない日だ。