2016/06/24

『ヨーロッパ・コーリング』--音楽と政治、そしてイギリスがEU離脱


 ブレイディみかこさんの新刊『ヨーロッパ・コーリング』。イギリスのEU残留か離脱かを問う国民投票に合わせたかのように発売された。ここ数年のヨーロッパの動きを振り返り、今後を考える上での必読書かと。もちろん、日本と対比して読むことにする。
 著者とは、好きな音楽の系統が似ているんだよね。最近、音楽と政治の関係に対する否定的な意見があるようだが、音楽と政治は切り離せません。絶対に。
 と、綴った矢先に、イギリスがEUから離脱だとよ。直接持ってはないが株価の下落は年金に響いてくるし、ポンド安でイギリス経済が不安定になると、その余波は必ずこっちにも来る。そして、狭いナショナリズムの台頭。嫌なというか凄い時代を生きることになりそう。だから、真剣に市民運動を展開するしかないんだよね。